北海道大学工学部
機械知能工学科
大学院工学院
〒060-8628
札幌市北区北13条西8丁目
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011-706-7568(学科主任)
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me.eng.hokudai.ac.jp
機械宇宙工学専攻は、北大における宇宙航空工学の拠点として、平成17年4月に誕生しました。宇宙システム工学講座、機械フロンティア工学講座の2つの基幹講座に加え、連携講座として宇宙航空研究開発機構(JAXA)の客員教授らによる宇宙探査工学講座からなります。
所属学生は、基幹講座研究室においては機械工学・宇宙航空工学に関わる先端研究に携わることができるほか、希望者はJAXAにおいて修士・博士課程の研究を行うこともできます。また、国際共同研究も積極的に推進しており、多くの大学院生が海外での研究を経験しています。
本専攻では、次の2つを研究ターゲットとして、わが国のフロンティア技術開拓に貢献しています。
本専攻の最新情報、各研究室の詳細については、以下のホームページをご覧ください。
機械宇宙工学専攻ホームページ:http://www.eng.hokudai.ac.jp/edu/div/mechcosm/
小型ロケット/小型衛星の開発により宇宙工学研究を小規模化し、我が国の宇宙技術開発の基盤を強化します。また、宇宙用推進機関や放熱器等の次世代宇宙システムに必要な基盤技術を開発し、宇宙利用の未来を切り拓きます。
《研究テーマ》
微小重力・弱重力閉鎖空間での火災安全に資する基礎研究を通じて、安全・安心な有人宇宙活動の展開を積極的に支援します。微小重力場などの特殊場での極限燃焼現象の観察などを通じて燃焼現象の基礎物理を理解し、身近なエネルギー問題を解決します。
《研究テーマ》
身近にありながら未知の現象を数多く含む流れ現象を対象に、高性能コンピュータを用 いてその物理メカニズムを解明します。乱流、反応流、空力音響、連成解析等をキーワードとして流れの数値シミュレーション技術を開発し、日本のものづくりに貢献します。
《研究テーマ》
分子スケール、あるいはマイクロスケールの流れの素過程に注目し、その物理機構を精緻な実験、数値シミュレーション、数学的理論解析などを用いて解明します。得られた知見を用いて、新しい技術の開発を目指す先端的な流体力学に取り組みます。
《研究テーマ》
宇宙環境で機械構造物を安全に運用するために、超高真空、紫外線、放射線などが材料の強度や機械特性に及ぼす影響を調べています。これらの極限環境で得られた知見を、地上での材料開発や強度評価にフィードバックすることにより、基盤技術の発展を支えます。
《研究テーマ》
機械構造物の塑性変形や破壊現象を理解するために、結晶格子のミクロな大きさから構造物全体のマクロな大きさまでの階層的なモデルを構築し、マルチスケール解析を行うことにより、機械部品や構造体の形状と寸法を適切に決定する手法の追求を目標にしています。
《研究テーマ》
この講座は、JAXA (宇宙航空研究開発機構)との連携で開設されており、JAXA において行われている実ミッションに関連する研究分野に深く関わります。主な研究分野は、惑星大気突入技術、宇宙往還技術、固体ロケット推進工学、宇宙ロボティクス、惑星探査ローバ、探査機の知能化等です。いずれも、JAXA で進められているミッションに係わる研究です。学生の皆さんには、柔軟な発想と若さそして体力を武器に一緒に宇宙工学の先端を押し広げて行くことを望んでいます。