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接 触 セ ン サ
接触センサ : touch sensor
接触センサは,非接触センサ(赤外線センサや超音波センサなど)と組み合わせて用いられることが多い.平常時は,非接触センサを動作させておき,事前に障害物を回避するようにするが,それらのシステムが誤動作・誤検出した場合に動作する,というのが一般的な構成である.つまり,タッチセンサの高い信頼性を活用して,非常時を検出するために用いられる.
なお,下図では2つの接触センサを接続しているが,必要に応じてセンサの数を増加させることも可能である.使用している7430(NAND)の入力が8であるため,8個の接触センサであれば回路も簡単である.
チャタリング
接触センサには一般的にマイクロスイッチが使用されるが,この場合注意しなければならないのはチャタリングである.チャタリングとはスイッチのON/OFFの瞬間に,機械的に接触・非接触が繰り返される現象である.このため,スイッチからの信号を論理回路の入力にした場合に,1個のパルスが振動し,いくつにも見えてしまう.そこで,ここでは非同期式SRフリップフロップを用いてチャタリングを除去している.
回路図
非接触時 出力はLOWです.
接触時 出力はHIGHとなります.
SRフリップフロップ
S(入力) |
R(入力) |
Q(出力) |
P(出力) |
0 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
以前の値を保つ |
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Takanori Emaru :
(c) Laboratory of Robotics and Dynamics, Hokkaido University