日本機械学会北海道支部
特別講演会のお知らせ     2008.5.13


この度当支部では特別講演会を開催いたします。
ふるってご参加くださいますようご案内申し上げます。

また、講演会前日と当日講演会前に講演内容をよりよく理解できるよう学部・大学院生を対象とする講義が行われるそうです。
合わせてご案内させていただきますので、学部・大学院生の皆様へのお声掛けにご協力いただければ幸いです。
(この講義は当会の講演会ではありません)


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                     記


☆学術講演会(特別講演会)

日時 :平成20年6月3日(火)午後3:00〜4:30

場所 :北海道大学工学部A棟6階会議室(A6-63)の予定

演題 :Ni superalloy (ガンマ−ガンマプライム合金)単結晶の塑性変形と塑性変形後のガンマプライム粒子の形態変化

内容 :実用合金ニッケルスーパーアロイの応力−ひずみ曲線の算出、ガンマプライム形態変化の予測

講師 :森 勉 (東京工大名誉教授、University of Manchester (UK) 客員研究員)




☆学部・大学院生を対象とするマイクロメカニックスの講義

日時 :平成20年6月2日(月) 午後 1:00〜2:30
      平成20年6月3日 (火) 午後 1:00〜2:30

場所 :北海道大学工学部A棟5階セミナー室(A5-59)の予定

講師 :森 勉

内容 :講演会をよりよく理解できるように、マイクロメカニックスにおける不均一物体の弾塑性変形の概念と定式化を説明する。

教材 :この講義のために森先生が書き下ろした22ページのテキストを配布する。


以下は森先生による説明:
1.eigenstrain(非弾性歪)の例。楕円体介在物、平均場。
2.弾性エネルギー、その算出。
3.相互作用エネルギー、定義、算出
        2と3から、応力ー歪曲線を算出する。また、変形様式(channelの選択)を議論する。
    また、何故ガンマプライム粒子が見かけ上、split patternを生じるかも示す。
4.転位に働く力、算出、physical force and configurational force
    これは、ちと難しいが大切な概念。
5.析出物と母相との界面に働く力、算出
    これを、転位に働く力との関連で議論する。
    またガンマ−ガンマプライム合金での、変形様式(channelの選択)の違いによる
    合金中のガンマプライム粒子の形態変化の違いも分る。


以上


お問い合わせ先 : 日本機械学会北海道支部事務局 武澤
または 北海道大学大学院工学研究科機械宇宙工学専攻材料力学研究室 
加藤博之 011-706-6365 hkato@eng.hokudai.ac.jp