日本機械学会北海道支部共催事業

北海道大学シンポジウム
「原子力発電所の震災対策と保全学から見た危機管理の在り方」
 〜保全学会における津波対策評価とストレステスト〜


このたび当支部では次の事業を共催いたします。
皆様奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

北海道大学シンポジウム
 「原子力発電所の震災対策と保全学から見た危機管理の在り方」
 〜保全学会における津波対策評価とストレステスト〜


【開催趣旨】
 3月11日の東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故は、M9.0の巨大地震
と大津波に端を発し、複数プラントでの過酷事象が同時進行するという未曾有の大事
故となり、多くの国民に恐怖と耐え難い災害をもたらすことになってしまいました。
このことにより、地球環境を再生し、人類が永続的な社会を維持してしくためにの原
子力の平和利用の発展に大きく水を差すことになってしまいました。
 日本機械学会北海道支部は、日本保全学会主催の北海道大学シンポジウムに共催す
る形で、津波対策評価ガイドラインとストレステストについて、機械工学の観点から
支部会員の皆様に参加のお知らせをするものです。
 北海道大学シンポジウムは、北海道大学工学部のオープンホールを会場とし、来る
8月9日にシンポジウムを開催いたします。国民の最大の関心事の1つとなった原子
力発電所の事故原因と津波対策、安全性の確保について、ご理解を深めていただくと
共に、忌憚のないご意見をいただくことを目的とし、日本機械学会北海道支部が共催
で開催することにいたしました。なお、北海道大学の教員・学生は聴講無料といたし
ました。シンポジウムの開催プログラムは以下のURLをご参照ください。
URL:http://www.jsm.or.jp/jsm/


【プログラム】
北海道大学シンポジウム
「原子力発電所の震災対策と保全学から見た危機管理の在り方」
 〜保全学会における津波対策評価とストレステスト〜
1.開催日:平成23年8月9日(火)
2.会 場:北海道大学工学部オープンホール(B21)
  (正面玄関入って左側階段2階)
  札幌市北区北13条西8丁目
3.主催 :日本保全学会、共催:北海道大学大学院工学研究院
       (一般教員・学生聴講無料)
    共催:日本原子力学会北海道支部、日本機械学会北海道支部
4.参加費:10,000円(北海道大学の教員・学生は聴講無料)
5.プログラム
9:00〜 9:05  開会の挨拶      奈良林実行委員長 (北海道大学)
9:05〜 9:55[基調講演]原子力発電所の震災対応の評価と今後の在り方  石川迪夫
                        (原子力技術者協会最高顧問)
第一部:福島原発事故について
10:00〜10:40  東電福島事故の分析と教訓           奈良林 直(北海道大学)
10:40〜11:20 今回の事故の遠因はどこにあるか  宮野 廣 (法政大学)
11:20〜12:00  欧米のアクシデントマネージメント  伊藤 邦雄(日本NUS)
<12:00〜13:00  昼食 >
第二部:保全学会における津波対策評価ガイドラインとストレステスト
(1)事業者の津波対策
13:00〜13:40  事業者の津波対策(PWR)  太細 克己(北海道電力)
13:40〜14:20  事業者の津波対策(BWR)  飯田 晋 (東北電力)
(2)保全学会における評価とストレステスト
14:20〜15:00  保全学会における評価ガイドラインとストレステスト 橋爪 秀利
(東北大学)
15:00〜15:15    討 論
<15:15〜15:30  休 憩 >
第三部:パネル討論会 『津波対策の評価、運転再開条件の評価』                  
15:30〜17:30   パネル討論     司会  奈良林 直(北海道大学)
パネリスト 杉山憲一郎(北海道大学工学研究院)
      金 子  勇(北海道大学文学研究科)
      金崎 高子(日本エネルギー環境教育学会)
          青木 孝行(日本保全学会)
17:30〜18:00  質疑応答
18:00〜18:10 総括と閉会の挨拶          山口篤憲 (発電技検)