北海道支部長よりご挨拶

                                              

52期 北海道支部 支部長 登坂 茂(北海道工業大学)

 

 日本機械学会北海道支部の第52期支部長の就任に際し、ごあいさつ申し上げます.現在の我が国は、少子高齢化が進み、加えて理工系離れと機械学会の会員増強、活性化が難しい局面を迎えた時期に支部長を仰せつかったことは、光栄であるとともに、大きな不安と責任の重さを実感しております.

 ノーベル賞を受賞されました鈴木章北海道大学名誉教授は、「資源の乏しい我が国は技術立国、工業立国として優れた技術、優秀な技術者が欠くことのできない資源である」との趣旨のお話を力説されておられると理解しているところであります.工業立国・技術立国としての基盤をなす重要な分野は、機械工学分野であることは論を待たないところとであります.したがいまして日本機械学会は、産業会・工業会における技術開発・研究開発の一翼を担うとともに、次代を担う若手技術者を育成することが重要な役割であるとの認識を痛感しているところであります.

 北海道支部と致しましは、いくつもの問題や悩みを抱えているところであり、新たな行事・企画を実施することは困難かと存じますが、佐々木前支部長を引き継ぎ「子供たちの理化心を掘り起こす」企画などにも積極的に取り組んで行くことを心がけていく所存でいます.

 支部会員皆様におかれましては、旧に倍しますご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます.



以上