支部長挨拶




第50期 北海道支部 支部長 成田 吉弘
(北海道大学)

 

日本機械学会北海道支部の支部長の就任に際して,ご挨拶を申しあげます.北海道支部は,今年度で創立50周年を迎えることになり,その重大な節目に支部長を仰せつかり,光栄に感じると共に責任の重さを痛感しております.

北海道支部は, 195911月に16名の発起人が集まり,日本機械学会に設立申請をしました.翌年の19606月には,発足を祝う特別講演会,見学会と懇親会が開かれたことが記録に残っています.半世紀を経た現在では,道内に千名を超える会員を擁しています.

今年度は創立50周年を祝うために,支部では特別行事を企画します.道内の機械系学科がある4大学と4つの高専では,それぞれで記念行事を催すことになっています.札幌では,87()の「機械の日」に,支部創立50周年・機械の日記念コンサート「パイプオルガンの名曲の数々・・・気柱の振動が奏でる調べ」(会場:北大クラーク会館講堂),また翌日には一般市民を対象に「機械の週間・安全と安心をもたらす科学技術」の講演会(会場:北大学術交流会館)が予定されています.

また1127()には,「北海道支部創立50周年記念行事及び祝賀会」,28()には研究発表の場として「北海道支部創立50周年記念・第48回講演会」が企画されています.どんな活動も50年にわたり継続することは,容易なことではありません.本支部は,国内の他支部と比較すると製造業が少なく,会員も少ない状況にも拘らず強い存在感を維持してきました.そこには多くの先人の苦労があったと思います.今年度は,こうして過ぎ去った50年間へ思いを馳せると共に,若い世代による北海道の機械工学と工業の発展を願う機会としたいと思います.この一年間の支部活動へのご協力を宜しくお願いいたします.